五色百人一首 桃札 百人一首の音読,暗唱 練習。

Menu
百人一首の練習

Sub Menu
桃札(20枚)

五色百人一首 桃札 (20枚)

嘆けとて 月やはものを 思はする かこち顔なる わが涙かな
来ぬ人を まつほの浦の 夕なぎに 焼くや藻塩の 身もこがれつつ
もろともに あはれと思へ 山桜 花よりほかに 知る人もなし
音に聞く 高師の浜の あだ波は かけじや袖の ぬれもこそすれ
高砂の 尾の上の桜 咲きにけり 外山の霞 立たずもあらなむ
 
長からむ 心も知らず 黒髪の 乱れて今朝は ものをこそ思へ
かくとだに えやはいぶきの さしも草 さしも知らじな 燃ゆる思ひを
有馬山 猪名の笹原 風吹けば いでそよ人を 忘れやはする
恨みわび ほさぬ袖だに あるものを 恋に朽ちなむ 名こそ惜しけれ
誰をかも 知る人にせむ 高砂の 松も昔の 友ならなくに
 
しのぶれど 色に出でにけり わが恋は ものや思ふと 人の問ふまで
風をいたみ 岩うつ波の おのれのみ くだけてものを 思ふころかな
たち別れ いなばの山の 峰に生ふる まつとし聞かば 今帰り来む
吹くからに 秋の草木の しをるれば むべ山風を 嵐といふらむ
山里は 冬ぞさびしさ まさりける 人目も草も かれぬと思へば
 
秋の田の 仮庵の庵の 苫をあらみ わが衣手は 露にぬれつつ
田子の浦に うち出でてみれば 白妙の 富士の高嶺に 雪は降りつつ
筑波嶺の 峰より落つる 男女川 恋ぞつもりて 淵となりぬる
世の中よ 道こそなけれ 思ひ入る 山の奥にも 鹿ぞ鳴くなる
ながらへば またこのごろや しのばれむ 憂しとみし世ぞ 今は恋しき

このサイトの表示には Flash Player が必要です。
inserted by FC2 system