五色百人一首 橙札 百人一首の音読,暗唱 練習。

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百人一首の練習

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橙札(20枚)

五色百人一首 橙札 (20枚)

明けぬれば 暮るるものとは 知りながら なほうらめしき 朝ぼらけかな
朝ぼらけ 宇治の川霧 たえだえに あらはれわたる 瀬々の網代木
あはれとも いふべき人は 思ほえで 身のいたづらに なりぬべきかな
逢ひ見ての のちの心に くらぶれば 昔はものを 思はざりけり
逢ふことの 絶えてしなくば なかなかに 人をも身をも 恨みざらまし
 
あらざらむ この世のほかの 思ひ出に 今ひとたびの 逢ふこともがな
今来むと 言ひしばかりに 長月の 有明の月を 待ち出でつるかな
今はただ 思ひ絶えなむ とばかりを 人づてならで 言ふよしもがな
瀬をはやみ 岩にせかるる 滝川の われても末に あはむとぞ思ふ
嘆きつつ ひとり寝る夜の 明くる間は いかに久しき ものとかは知る
 
名にしおはば 逢坂山の さねかづら 人に知られで くるよしもがな
難波江の 芦のかりねの ひとよゆゑ みをつくしてや 恋ひわたるべき
難波潟 みじかき芦の ふしの間も 逢はでこの世を 過ぐしてよとや
春の夜の 夢ばかりなる 手枕に かひなく立たむ 名こそ惜しけれ
人も惜し 人も恨めし あぢきなく 世を思ふゆゑに もの思ふ身は
 
みかきもり 衛士のたく火の 夜は燃え 昼は消えつつ ものをこそ思へ
みかの原 わきて流るる 泉川 いつ見きとてか 恋しかるらむ
見せばやな 雄島のあまの 袖だにも ぬれにぞぬれし 色はかはらず
おほけなく うき世の民に おほふかな わがたつ杣に 墨染の袖
風そよぐ ならの小川の 夕暮れは みそぎぞ夏の しるしなりける

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